あなたの周りには,パソコンが何台ありますか。2台以上あるなら繋いでしまいましょう。

Let's Networking


繋いじゃいましょう!

2台以上パソコンがあるのなら,繋いでしまいましょう。ネットワークを構築することで,次のような利点があります。

  1. ファイルが共有できます。これにより,2台のパソコンの間でフロッピィディスクなどの媒体を介することなく,ファイルのやりとりができるようになります。近頃は,ワープロの文書ファイルでも図版が入っていたりして,1MBを越すことも珍しくなくなりました。圧縮したり,空いているフロッピィディスクを探したり,ノートパソコンにフロッピィドライブを取り付けたりしていませんか。フロッピィを過去のものにしましょう。

  2. プリンタが共有できます。事務所に1台しかプリンタが無くて,切り替え器でガチャガチャしていませんか。あるいは,使いたいときだけケーブルを繋ぎ換えているかも知れません。こういう手間から解放されます。

  3. 簡単なメッセージのやりとりができます。離れた席の彼女(あるいは彼氏)にメッセージが送れます。なんてロマンティックなんでしょう。

必要なもの

  1. NIC(Network Interface Card)

AT互換機(DOS/V機)用で5,000円。PC-9801,9821用で10,000円くらい。Macだと最初からついています。

  1. HUB

集線装置です。ネットワークの線を束ねて,信号の整理をします。7,000円くらい。

 

パソコンを2台繋ぐとして,3万円弱でネットワークが構築できます。こういうネットワークを総称してLAN(Local Area Network)と呼んでいます。


ダイヤルアップルータで快適ネットワーク!

さて,このページを読んでいるみなさんは,当然インターネットに接続しているわけですが,2台以上のパソコンで同時にインターネットしたいと思ったことはありませんか。これができるんですよ!

その前に,電話回線の見直しをしましょう。いまお使いの電話回線が普通の電話回線(アナログ回線)なら,ISDNに換えましょう。「ロクヨン,ロクヨン,イチニッパ」のCMでおなじみのあれです。これを導入することで,回線速度は倍になりますし,インターネットしながら電話ができるようになります。*1

無事にISDNが引けたら,ダイヤルアップルータを導入しましょう。これはネットワークを外部と接続する装置です。50,000円くらいからあります。

というイメージです。インターネットはさくさく使えるし,2台同時に使えるしでシアワセな気分です。しかし,これだけではありません。図のプロバイダの部分をちょっと変えてみましょう。

どうです。離れた地点のLANが繋がってしまったじゃないですか。これで,本社と支社の間でデータの転送ができるようになります。いままでFAXで送っていたような文書が直に送れるわけです。また,支社の伝票をまとめて本社に転送することもできるようになります。上図では2点間を直接接続していますが,ルータの種類によっては

というように,プロバイダを仲介して2点間を接続できるものがあります。これにより,2点がたとえ遠隔地でも,最寄りのプロバイダに電話すればよいわけですから,市内料金で接続できて,コストが大幅に削減されます。

いかがですか。こんなことが簡単にできるようになってきました。スゴイ世の中です。

代表的なダイヤルアップルータ
MN128-SOHONetVehicleCOMSTARTZ ROUTER


PC-UNIXで眠っているマシンをサーバに!

機械が増えてきて,10台くらいになると,ファイルの共有ができるといってもこんがらがってきますし,伝言板のような機能も欲しくなります。また,メッセージのやりとりも電子メールで行いたくなります。このような機能を提供する仕組みをサーバ(server)と呼んでいます。サーバを導入することで次のような利点があります。

  1. ファイルサーバを導入することで,ファイルの一元管理ができるようになります。これにより共有するファイルを1カ所に置けるようになるわけです。また,各々のディレクトリを作成しそこにファイルを置くこともできるようになります。

  2. メールサーバを導入することで,電子メールの管理ができるようになります。連絡事項や社長への直訴などにお使いいただけます。

  3. WWWサーバやFTPサーバを導入することで,ブラウザを使ってファイルのやりとりや,掲示板を作成したりできるようになります。ブラウザを使うので,WindowsでもMacでも,環境に依存しないメリットもあります。

上記の利点は,どんなサーバ製品でも提供されていますし,グループウェアという形で提供されている場合もありますが,価格が高いのが普通です。また,サーバとして使うマシンに対する要求が大変高く,結果的に機械の値段も上がります。導入を検討されていたみなさんもここで二の足を踏んでいるはずです。

さて,ここからが本題です。実はこれらの機能は,基本的にはタダで実現できます。もし,ひと昔前の機械(386SX以上のCPU, 5MB以上のメモリ, 100MB程度のハードディスク)が休眠している場合は,これを再利用できます。LinuxFreeBSDと呼ばれているものがそれです。これらは,UNIXと呼ばれるOSの流れを汲んでいて,パソコンで動くように作られています。ゆえにPC-UNIXといった呼ばれ方もします。そして,OS自体も,ファイルサーバやメールサーバ,WWWサーバなどのアプリケーションもフリーソフトとして供給されています。

タダだからといって機能が劣っているわけではありません。多数のプロバイダのサーバにも採用されていますし,企業内のサーバにも採用されるケースが増えています。むしろ,WindowsNTなどに比べても安定して動作するといってもよいでしょう。これを導入することで,上記1,2,3に加えて

  1. 古い機械をサーバに転用できます。休眠機や中古機の有効利用ができて,資源保護の面でも有利です。また,昔の機械は概して丈夫に作られているため,かえって故障が少ないということも期待できます。

  2. タダであり,各種ソフトウェアがインターネットを通じて配布されています。これにより常に安定して動作するソフトウェアを入手することが可能になります。また,技術情報もインターネットを通じて豊富に提供されていますので,障害が起こった場合でも速やかに対応できます。

  3. 世界中のほとんどのサーバが,UNIXベースで稼働しています。これらとの接続を考慮する場合,こちら側もUNIXベースであるため,対応が容易です。

  4. 実はこれが一番大事かも知れませんが,私はUNIX使いだと自慢できます。こういう人材を企業が放って置くはずはありません(^^)

どうです。FreeBSDでも入れてみようかという気になってきたでしょう。


これからネットワークを構築しようと思っているみなさんに対するアドバイスのつもりで書いてみました。おかしなところがございましたら,ご遠慮なくつっこんでください。ご意見やご質問はメールフォームまでお願いいたします。

 

*1:詳細はNTT東日本 ISDN official PageNTT西日本 ISDN official Pageを参照してください。具体的な導入費用が分かりますし,申し込みもできます。

PC-UNIXについては吉田直之著, FreeBSDサーバー構築入門(発行:ローカス 発売:主婦の友社)を参考にしました。この場を借りて御礼申し上げます。


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